フランキーの世界一周航空券旅行記録

RTW/マイレージ/エラー運賃/ホテルなど97カ国旅行記

スーダン発RTWをバンクーバーで発券<スーダン発券編>

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はいどうも。※2012年当時の記事を再編集。現在発券出来ません。

昨日バンクーバー(YVR)から戻って参りました。
結論から申し上げますと、スーダン発RTW無事発券できました。
途中かなりの紆余曲折がありましたが、今となっては楽しい思い出です(笑)。

スーダン発券のきっかけ

今回のRTW のきっかけは、師匠がスーダン発ファースト三大陸を約56万円で発券したと聞いた事。

ファーストの世界一周航空券の正規価格は955,000円https://ja.oneworld.com/japan-campaign/business/point04ですので、およそ半額です。 f:id:frankie-sakai:20170819012813j:plain

しかし、オンラインツールでは、NBO発のDONE4でも8千ドル近くするんですが。

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そもそも、スーダンってどこにあるんだろう?

エジプトの南に位置し、サウジアラビアも近くにあり、意外と影響力のある国らしい。

但し、ダルフール問題で経済制裁を受けていて、クレカなどは使えないそうだ。

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スーダン発券の利点と欠点

利点

●世界一周航空券をおよそ半額で購入出来る。

●訪問国数を増やせる。

●話のネタにはなる(笑)。

欠点

●観光ビザが必要。日本領事館だと1万円超える上に、在職証明書や現地の身元引受人が必要らしい。

●3日以上滞在する場合は、外国人滞在登録が必要(50USD)。
●カルツームまでのポジショニングフライトが必要。
●カルツームまで飛んでいるのは、ロイヤルヨルダンのみなので、実質二区間捨てる。
●スーダンは宿泊費が高く、南京虫なども多いし、観光地も皆無に等しい。

具体的な発券方法

これが最大の難関であり、一番楽しい所でした(笑)。

(1)現地で発券⇒クレカ使えないので、却下。

(2)オンラインツールを使った発券⇒エラーが出て駄目。

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(3)唯一の例外ルールがあるカナダで発券⇒師匠もやったので、採用。

※ワンワールドRTWは、「出発国以外で発券すると、発券国での料金の方が高い場合は、料金が自動的に発券国での料金に引き上げられてしまうそうです」。

しかし、以下の例外があり、カナダ政府の方針(法律)で、上記ルールが適用されないそうです。

「Exception: Not applicable for sales made and/or travel originating in Canada or when BOTH travel originates and sales are made within the European Common Aviation Area (ECAA)/Switzerland」

www.flyertalk.com

 

原則的には、RTWの発券はヘッドキャリアのRJに頼むのが筋ですが、モントリオールにしかない。

そこで、YVRに支店があるAA日本支社に見積りを依頼し、以下の返答がありました。

「運賃CAD4,720=40万円 税金&燃油サーチャージなどCAD1,180=10万」で合計およそ50万円。

事前の予想よりも少し高かったですが、AA日本支社の対応も親切で、とても良かったです。

ルーティング及びポジショニングフライト

当初はNBO発券も考えたのですが、以下の旅程に落ち着きました。

2012年当時は、南米のLANやCXの機材が圧倒的に良かった時代ですので、その辺を重視して選んだようです。

「KRT-AMM-FRA-SCL-CCS-LIM-GYE-EZE-JFK-NRT-CGK-NRT-DEL-HKG-LHR-AMM-KRT」

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YVRまでのフライトは、当時ブームだったソウル発券を利用し、JALのCクラスで。

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ポジショニングは、スーダンビザを取得出来るウガンダのエンテベまで、LXのFで行きます。

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発券当日ドキュメント編

前日YVR空港に到着したものの、発券するかどうか悩んでいました。


発券当日は、YVR空港内のAAオフィスに正午過ぎに到着。

「AA YVR TICKET COUNTER HOURS」

5:45 a.m. – 8:00 a.m. 12:00 noon – 2:15 p.m

※変則的な営業時間の理由は、AAのフライトにオフィスの営業時間を合わせただけらしい(知人談)。

しかし、トイレに行ったり、水を買いに行ったり、優柔不断な自分(苦笑)。

意を決してオフィスに突撃!・・・チェックインカウンターに「Ticketing」掲げているだけ。

対応してくれたのは、↑画像で電話に出ている「ロバートさん」という男性。
しかし、発券作業には時間がかかるので、時間をくれと仰ったので、15分後にカウンターに戻った。

 

ロバートさん「どこに行っていたの?発券は終了したので、確認してくれ」
私「ええ?!もう終わったの?」
ロバートさん「予約が完了していたから。旅程と料金を最終確認してくれ」
私「OK!決済お願いします。」
別の女性スタッフ「あなたの旅程素敵ね。私も時間あったら、RTW挑戦してみたいわー」
私「ありがとう。」
ロバートさん「OK。このチケットは君の物だ。世界一周楽しんで来いよ。」
私「ありがとう、ロバートさん。あなたに感謝します。」と握手して、お別れ。

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結局運賃+税金など5,912CAD=499,394円、発券手数料が3,300円程度かかりました。
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日本価格78万+諸費用と、50万円+YVRやKRTまでの交通費を比較すると、微妙な価格差です。

しかし、元々東アフリカまで行く予定でしたし、日本で途中降機出来るので、楽ではあります。

但し、スーダンビザの問題、KRTでの乗り継ぎ、家族への説明と課題山積です。

編集後記

数年前に書いた下手な記事を元に、オリジナルの素材を大切にしながら、再編集してみました。

今思い返すと、発券までの困難さやスリルに満ち溢れた感じがRTWらしくて、スーダン発券が一番面白かったです。

読者の皆様方にもインパクトのある記事だったらしく、今でも時々質問される事があります(笑)。

RTWは、ゲーム性にあふれた航空券であり、お得感も満載ですので、機会があれば皆さんも一度お試しください。