はいどうも。
今回は、知っておいて損はない航空業界の専門用語を解説した記事です。
所詮素人ですが、過去の旅行経験の中で得た知識を元に、MPM・TWOV・MCTなどについてご説明したいと思います。
また、それ以外にも海外旅行をする上で、実用的な情報や経験則をお伝えしたいと思います。
- MPM(Maximum Permitted Mileage)
- TWOV(Transit Without Visa)
- MCT(Minimum Connecting Time)
- 私の旅の経験則十箇条
- 編集後記
MPM(Maximum Permitted Mileage)
Maximum Permitted Mileage (最大許容距離)とは、2都市間運賃で適用される最大許容マイル(飛行距離)の事です。
⇒通常MPMは直行マイル(2都市間の区間距離 TPM)の120%に設定されている 旅程がこの範囲内(MPMの範囲内)であれば、追加料金なしです。
※AAdvantegeは、MPMは125%までとの制限があり、上記を超過すると発券不可です。
例えば、AAのスイートスポット(C40K/F50K)である東京~カイロ間のTPMは7194、MPM25Mは8992です。
よって、飛行距離8310マイルのNRT/KUL/AUH/CAIはOKです。
しかし、飛行距離9271マイルのNRT/CGK/KUL/AUH/CAIは、不可となります。
以前JALがCGKまでFキャビンがある77Wを飛ばしていましたが、唯一CMBだけはCGK経由で行けました(遠い目)。
TWOV(Transit Without Visa)
読者の皆様は、私が時々使う「TWOV」という言葉をご存じでしょうか?
「Transit Without Visa」を略したもので、日本語だと無査証乗継といった所でしょうか。
先進国ではアメリカ以外でほぼ認められており、ブラジル・インド・スーダン・カザフなども許可。
私は、FキャビンがあるDEL線やGRU線で過去何度かTWOVを利用し、乗継しています。
要は、面倒臭いインドやブラジルビザの取得はせずに、機材&Fキャビン重視でTWOVで乗継しましょう!
MCT(Minimum Connecting Time)
MCTとは、「各空港での最低乗継時間」の事です。
MCTを満たしていない場合は、搭乗券を発行して貰えず、翌日に振替された経験も。
別切りの航空券でも、受託荷物を目的地まで流す事(※スルーチェックイン)が可能になる場合もあり、一定の目安になります。
自分は、エチオピア航空のMCTの一覧表を参考にしています(※保証出来ません)
※オンラインはET/ETの乗継、オフラインがそれ以外の航空会社の場合。
例えば、自分が先日乗継に失敗したケープタウンのMCTは、国際線⇒国内線は60分でした。
また、先日のex-MPMの私の旅程を例に検証してみましょう。
AR1244 サンパウロ 予定到着時刻 19:00。
AA950 サンパウロ 出発予定時刻 翌日00:20。
GRUのMCTは1時間ですが、乗継時間は5時間20分⇒MCTは問題ない。
ただ、ブラジルビザを持っていませんでしたし、時間にルーズな南米なので、不安でした(汗)。
次回は、オンラインでe-VISAを取得してから、ブラジルへ行くつもり?です。
http://www.vfsglobal.com/brazil-evisa/Japanese/index.html
私の旅の経験則十箇条
①機内持ち込み可能なキャリーオンを準備する事。
⇒ここ数年は、ロスバケ&破損防止のため、機内持ち込み荷物ばかりです。
※但し、ワイヤーチェーン・電動歯ブラシ・アメニティなどはセキュリティチェックで引っ掛かる事があるので、ご注意を。
特に、アメリカに入国予定がある場合は、入国審査&税関対策にもなり、一石四鳥です(笑)。
⇒TSAロック(鍵)を壊される事も時々あり、必要があれば現地で段ボールを調達し、液体物を別途梱包しましょう。
※アメリカの入国審査では、滞在期間を「3日~7日間」と必ず言いましょう(※半日~一日は絶対に駄目!)。
⇒「Transfer to ○○○(3レター)」と書くと、効果覿面でした(笑)。
更に、ダミーの帰国用航空券及びホテルの予約確認書も印刷(×アプリ)しておきましょう。
②事前の情報収集及びモバイルアプリの活用。
当然ですが、オンラインチェックインの利用は欠かせません。
また、各キャリアのモバイルアプリだと、フライトの最新情報を把握できます。
https://www.americanairlines.jp/i18n/travel-info/online-check-in.jsp?locale=ja_JP
更に、FlightAwareなどを活用して、前便の運行状況を把握。
③航空機遅延費用補償が自動付帯したクレジットカード。
⇒パキスタンやマダガスカルで散々な目に遭った経験から、必ず自動付帯したクレカを所持しています。
④ExpertFlyerやKVSなどの有料サービスに加入し、常に最新の空席情報を確認する。
⇒上記は、特典や予約クラス毎の空席照会も可能で、マイレージランナーには必要不可欠なツールです。
⑤旅行用の枕・薄い毛布・常備薬・日焼け止め・サングラスなどを準備。
⇒枕の見た目はあれですが、持ち歩きし易いので、重宝しています。
また、出所が怪しいですが、某オクでは機内用毛布が出回っており、薄くて軽いので、お勧め。
更に、海外では体調不良に陥る事もあるので、頭痛薬・胃薬・酔い止めは必ず用意おきましょう。
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特に、アフリカは日差しがきつい所も多いので、SPF50以上の日焼け止めとグラサンは必須です!
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グラサンは、当然オークリーでしょう!(笑)。
⑥インターネットに接続出来る端末を複数持つ事。
⇒過去に出先でノートPCを壊してしまった事があり、タブレット・スマホ・カメラなどを持ち歩いています。
⑦ブログネタあるいは備忘録用にこまめに写真を撮る事。
⇒現在FujiのX70を使用していますが、過去の記録を見るとPANAのLX100の方が画質は良いようです。
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⑧現地語の「こんにちは」と「ありがとう」だけは記憶しておく(※5W1Hも)。
⑨飛行機の出発3時間前にホテルを出る事。
⇒海外では、予測不可能な事故・渋滞・道に迷うなどが多く、上記を常に心がけています。
⑩「紳士的な振る舞い・丁寧にお願いする事・笑顔」を心掛ける事(なんちゃってw)。
⇒先方も人間なので、怒るよりも「助けてください」とお願いする方が効果的。
※更に、具体的にこうして欲しいと伝える事も大切です。
編集後記
新シリーズの「航空専門用語研究会」の記事は、如何でしたでしょうか?
私は頭も良くなく、専門知識もないですが、旅の経験値は高い方だと思っています。
また、ビジネスや趣味の世界でも共通して言える事ですが、「経験のある者がない者に伝える事」はとても大切です。
出来る限り、情報や経験則を共有して、皆様のご旅行の一助になればと考えています。