はいどうも。
亀記事で恐縮ですが、2020年4月1日ロイヤル・エア・モロッコ(以下RAM)がワンワールドに加盟するとの一報が入って来ました。
LATAMの脱退やカタール航空の離脱話など暗い話題が多かったOWでしたが、久々に明るい話題です(笑)。
また、一部でRAMはエメラルドを取得し易いと話題になりましたが、ワンワールド各社のエメラルド必要ポイント数などを比較してみました。
ロイヤル・エア・モロッコとは?
ロイヤル・エア・モロッコ(RAM)とは、1957年創業の航空会社でモロッコのナショナルフラグキャリアです。
初めての世界一周時(2009年)にRAMのCAS~TUN間で乗った筈・・・画像を誤って消去してしまった(復元難しい)。
下記は、カサブランカ空港でキャッシングを試みた所、クレカが吸い込まれたしまった時の画像(苦笑)。
RAMのルートマップ を見ると、中東・アフリカに加えて、北米や南米にも飛ばしているようです。
私は、世界一周航空券をライフワークとしているため、RAMのルートマップにしか興味がないのは言い過ぎか(笑)。
実は、RAMはIBのスイートスポットとなっており、CAS-JFKのCクラス往復で100,000Aviosです。
また、2020年1月16日には北京線(週3便)を開設したようで、日本からもアクセスし易くなりました。
機材は789。1-2-1のリバースへリングボーンなので、隣に”アクの強い”中東系の叔父様が来ても安心です(笑)。
ワンワールド声明文
2020年4月1日にRAMがワンワールドに参加するとの公式発表がありました。
先日LATAMがワンワールドを10月1日に脱退するとの告知があり、落ち込んでいた所に、嬉しいニュースです(笑)。
RAMは、事実上BAが主宰するIAGグループに近く、数年前からOW入りが噂されており、その通りになった訳ですが。
ティアポイント・マイレージ・ラウンジなども、ワンワールド各社と同様に相互に利用出来るようで一安心。
新たにエメラルドに相当する「プラチナ」を創設予定、現在のTOP TIER「ゴールド」はサファイアになる。
しかし、現在のTOP TIERであるゴールド会員→35Kステータスマイル→(×)エメラルド会員と早合点した方もいるようなので、ご注意ください。
個人的考えでは、宗教的&地域的に繋がりがあるロイヤルヨルダンの65,000マイル程度を要求して来そうです。
Cラウンジで推定US30ドル、FラウンジでUS50ドル程度の他社ラウンジ利用料金の負担が重いのでしょう。
ワンワールド各社エメラルド比較考量
ワンワールド主要五社のTOPTIER(エメラルド)の資格要件及び特典をざっくりとまとめてみました。
AA | BA | CX | JL | QF | |
必要エリートポイント | 100,000 | 1,500 | 2,120 (20+300+600+1,200) | 80,000 | 1,400 |
金額基準 | 15,000ドル | N/A | N/A | N/A | N/A |
自社便 | なし | 4区間 | 1+1+1+1区間 | 40,000 | 4区間 |
アップグレード券 | 4枚 | 2,500到達時点で2枚付与 | 1,000時点で4枚 | なし | なし |
ボーナスマイル | OWぼほ全社120% | 4社100% | なし | 4社100/105% | 2社100% |
特典航空券手数料 | 無料 | 無料 | 有料 | 有料 | 有料 |
その他特典 | 国内線UPグレード | 無料でAvios転送可 | 一年間休止可 | サービスセレクション | EKのFラウンジアクセス権 |
推定最低取得費用 | 50万~70万円 | 30万~40万円 | 不明 | 50万~60万円 | 30万~40万円 |
(1)AAエグゼクティブプラチナ 「100,000EQMかつ15,000EQD」
一見ハードルが高いですが、CクラスはEQM1.5倍、EQDも他社便の距離×0.25が基本なので、それ程難しくない。
文句の多い私がAAに貢いで来た理由は、120%のボーナスマイルと面白みがある特典航空券があるから。
(2)BAゴールド 「1,500TPかつ自社便4区間」
RTWとクラスJで割と簡単に取得出来ましたが、いつも素っ気ない対応でした(苦笑)。
(3)キャセイダイヤモンド「計2,120クラブポイント+自社便1区間ずつ」(20+300+600+1,200)
ステマでシルバーを獲得出来ますが、資格更新と同時にポイントがリセットされるため、最低1,800Pを獲得する必要有。
難易度が一番高いのは、CXマルコポーロクラブでしょう。
(4)JGCプレミア 「80,000FOP(JAL便40,000FOP)」
初回プレミアに到達するのは大変ですが、翌年以降は国内線FOP二倍月があるため、維持費は10~20万円との噂。
維持費が半端なく安いため、Fラウンジが混雑する要因となっており、基準の厳格化は不可避。
(5)カンタスプラチナ 「1,400ステータスクレジット」
一番簡単なのは自社便要件も緩いQFでしょうが、その代わりプラチナ特典は皆無に等しい。
編集後記
「たかがワンエメ、されどワンエメ」ではないですが、エメラルドはFラウンジアクセス権など特典も多く、皆さんが欲しがるのも理解出来ます。
主要五社を比較した所、平易に取得出来るBAやQF、難易度が高いCXとAAに二分されて、各社のポリシーが如実に出ていて面白い。
私は、「修行」や「LCC旅行」に対して否定的でしたが、旅の楽しみ方は人それぞれですので、お互いの意見や違いを尊重すべきと考えを改めました。
なお、誰しも間違いや勘違いする事もあるわけですから、そっと教えてあげられる優しい人になりたいですね(笑)。