はいどうも。
今回も、2012年のスーダン旅行記をリライトしまして、ビザ取得及び外国人滞在登録で四苦八苦した話です。
人々は礼儀正しく良い人も多かったのですが、「保守的な雰囲気・威張る管理官・灼熱の太陽」に苦しめられました。
しかし、出国する際に出入国管理官が飛行機まで乗り込んで来た時は、一瞬どうなるかと思いました(汗)。
- スーダンビザとウガンダ大使との面接
- ウガンダ出国で一苦労
- ET337+342 EBB-ADD-KRT エコノミー
- スーダン入国に二時間かかった!
- マーケット観光
- ジクル(お祭り)でへばる
- 外国人滞在登録で悪戦苦闘!
- 編集後記
スーダンビザとウガンダ大使との面接
スーダンビザは、日本での取得費用が当時は1万円以上した上に、数種類の書類が必要と面倒臭い。
ところが、ウガンダだとUS60ドル程度で取得可能だったため、ナカセロst近くにあるスーダン大使館へ。
担当者によると、受取は3日後かつ費用は135ドル?と聞いたので、とりあえずシピ滝へ観光へ行った。
(出発当日に戻って来た)ジャンボ!私のスーダンビザ出来ていますか?
出来ていないわ。前払いが原則の為、あなたの携帯に電話したけど、出なかったじゃない?
えーーー!!フライトは今夜なんですう(涙)Help me!と拝み倒す(笑)。
仕方ないわね。大使が午後2時に戻って来るので、それまでに現金を用意して来なさい。
ありがとうございます!あなたが聖母マリアのように見えます(笑)。
(ハアハア)。US60ドル分の現金を用意して来ました!大使は戻って来ましたか?
先程帰って来た所よ。あそこにいるわ。ご挨拶して来なさい。
Sir!はじめまして、日本からやって参りましたフランキーです。ビザ発給のお願いがあり、罷り越した次第です。
おお!君がフランキーかね。話は聞いておるよ。この書類にサインしなさい。後の手続きは部下に命じて置く。
Sir!ありがとうございます!あなたのお陰でスーダンとウガンダが大好きになりました(笑)。
ビザ出来たわよ。気を付けていってらっしゃい。
(警備のおじさん)フランキー!ハルツームで温まってこい(笑)。カンパラより10度は暑いぞ!
ありがとうございます!え?そんなに暑いの?!カンパラでも33度はあると思うんだけど(苦笑)。
ウガンダ出国で一苦労
エンテベ空港の出国審査でひっかかてしまい、20分程度説明を要し、疲れました。
あなたはスーダンへ何しに行くの?
もちろん、旅行です。
出国用の航空券は持っているの?現金はいくら持っているの?ホテルはどこ?
はい、ハルツーム発のRTWですが。ホテルはドイツ人経営の宿、キャッシュも500ドルあります。
なぜあなたはそんなにお金を持っているの?この航空券の費用はいくら?などなど質問攻め(苦笑)。
US5,000ドル(当時は1ドル80円)程度ですし、大した額ではありません。たかだかビジネスクラスの航空券です。
わかったわ。行っていいわよ。
ありがとうございます。途上国では、RTWや「マイレージラン」に対する理解が乏しく、説明に窮する事もしばしば。
セキュリティチェックを突破した後、PPラウンジへ移動。
https://www.prioritypass.com/en/lounges/uganda/entebbe-international/ent-karibuni-lounge
ビクトリア湖をバックにした飛行場の風景が素敵です。
シャワーもあり、アルコールや飲食物も、PPラウンジの中では比較的充実していました。
ET337+342 EBB-ADD-KRT エコノミー
初めてのエチオピア航空への搭乗。
疲れていたけど、機内の様子を撮影しておいた。
機内食のお味はまあまあ。酔っぱらったおじさんが、隣の女性に投げキスをしていた(笑)。
ADDのETラウンジ。居心地は悪くなかったが、食事も清潔度も今一つ。
ADDで乗り継ぎし、KRT空港到着。どんな難関が待ち受けているでしょうか?
スーダン入国に二時間かかった!
(1)イミグレ:長蛇の列が出来ていて60分かかった(溜息①)。
(2)荷物受取:表示も何もなく、流れも悪くて、受け取りに30分(溜息②)
(3)税関:「荷物全部出せ!マネー!」。変な要求に屈せず、他の乗客に紛れて突破に30分とUSAやモザンビークより面倒臭いわ!(溜息③)。
タクシーの運転手の携帯を借りて、ピックアップに来て貰い、宿到着は午前4時になってしまった。
今夜の宿は、Tripadvisorで見つけた「German Guest House」。
一泊100ドルと高めだが、深夜4時着、翌日午前1時発でも一泊分でOKと良心的なGHでした。
German Guesthouse Khartoum -ハルツーム-【 2019年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー
マーケット観光
時間に神経質なドイツ人オーナーのジェシカさんに挨拶を済ませた後、滞在スケジュールを相談。
しかし、今日は博物館などは全てお休みということで、やむなくマーケットへ行くことに。
マーケットに行ってみると、皆さんフレンドリーでやさしく歓迎してくれ、写真もOKでした。
写真撮りだすと、若い人はどんどん撮れと言ってくるし、意外と写真好き?!
調子に乗って、変な顔の要望を出してみたら、OKでした(笑)。
みんなで記念写真を撮影した所、なかなか良い写真が撮れました(笑)。
年配者は照れもあり、余り写真好きではないようです。
なお、帰りのタクシーのおじさんは、英語全くしゃべれず、どんな質問にも笑顔で「Good!」(笑)。
ジクル(お祭り)でへばる
ジェシカさんから「無料だし、行ってみたら?」と勧められたので、ドイツ人二人組と一緒に行く事に。
祭りが始まったので、輪の近くに陣取り、様子をみながら撮影開始。
英語を話せる若者が場所を譲ってくれ、良い写真撮れました。
宗教的お祭りということで、排他的な雰囲気を感じ、年配の方から写真撮影に関して注意されました。
祭りがヒートアップしてきて、中の人は大変そうでした。
若い人達は英語を話せる人も多く、話しかけてきたり、写真どうぞと場所を譲ってくれたりと、親切でした。
外国人滞在登録で悪戦苦闘!
空港到着後、イミグレで「レギストレーションないから、駄目」と言われ、VISA室へ強制連行。
Visas and customs in Sudan - Lonely Planet
滞在72時間以内に出国するのですから、私は外国人滞在登録不要な筈です。
NO!Mr,you need a foreign registration.This is very important!
パスポートとビザのコピー2枚、US60ドルもしくは230スーダンポンドが必要だ。
真夜中にコピー屋がやっているわけないだろ!コピー機貸してくれ!(怒)
No, We do not have a copy machine,Go outside!
しかし、朝4時からやっているコピー屋は皆無で、結局VISA室へとんぼ帰り。
パスポートのコピー・写真・US60ドルを提出し、「Help me」と拝んで、再度の泣き落とし戦術。
(チッと舌打ち)。仕方がない!付いて来いと言って、「外国人滞在登録書」を発行してくれた。
ありがとうございました。手続き完了までおよそ二時間かかったわ(苦笑)。
ホテルのオーナーの忠告通り、理論上不要とはいえ、外国人滞在登録を事前に済ませておくべきでした。
ようやくロイヤルヨルダンの機内に入り、一息つきました。
日本人待て!パスポートを見せろ!良し!Registrationがちゃんとあるな。
ふうー、最後までドキドキ・ハラハラするわあ(溜息)。
編集後記
当時の事を振り返ってみると、結構危ない橋を渡っていたなあと自分に呆れてしまいました。
若気の至りとはいえ、ビザ当日発給や外国人滞在登録を空港で済ませるなど愚かな行為で、反省している所です(ウキッ)。
正直言って、スーダンみたいな変な国には、もう二度と行きたくないです!
しかし、世界にはスーダン以上に変な国があり、パキスタン・イラン・アゼルバイジャンなどなど、私もまだまだ修行が足りません(笑)。