はいどうも、フランキー・マイル・堺です。※2018年9月12日改訂
今回は、BA便がダイバート&乗継出来ず、「航空便遅延費用補償」を申請した時のネタです。
今となっては笑い話ですが、乗り遅れた時や遅延証明書の発行を拒否された時は、焦りました。
但し、殆どの費用を保険でカバー出来たので、アメックス様とドコモ様に感謝です。
航空便遅延費用補償とは
航空便遅延費用とは、海外旅行保険に付帯する補償の一つで、飛行機の遅延や欠航によって生じた費用をカバーします。
要は、遅延・欠航時の飲食費やホテル代、ロスバケ時の生活必需品を補償してくれるという事です。
自動付帯と利用付帯
また、クレジットカード付帯の航空便遅延費用補償は、自動付帯と利用付帯に分かれます。
利用付帯は、旅行代金を支払った場合のみ保険が適用される事になり、正直使い難いです。
一般的に、国内旅行は利用付帯、海外旅行は自動付帯というクレカが多いようです。
乗継遅延・出発遅延・受託荷物遅延(紛失)
アメックスの引受会社損保ジャパンと同じ規定を採用している会社が殆どです。
航空便遅延は、乗継遅延と出発遅延(欠航含む)の二種類があります。
前者は、「代替便に4時間以内に搭乗出来なかった」場合、保険が適用されるそうです。
後者は、出発予定時刻から4時間以上遅延した場合だそうです。
特に、出発遅延は食事代のみで、宿泊代はカバーされない点に要注意。
また、セゾンアメックスゴールドは初年度年会費無料ですし、出発遅延でも宿泊代が出たり、交通費や航空会社の手数料などもカバーする一押しのカード。
⇒航空便遅延が一律3万円、荷物遅延が一律10万円と他社よりも補償金額が高い点は利点です。
但し、JALプラチナカードなどに付帯している「海外航空便遅延お見舞金制度」だと、一律2万円支給されるそうです。
受託荷物遅延は、受取まで6時間以上かかった場合、その間の衣服や生活必需品の購入費用を補償。
トラブル続きだった世界七周目の旅
今回の旅程に関しては、下記記事をご覧ください。
実際に、多数のトラブルに巻き込まれたため、時系列順に概要のみ説明しておきます。
(1)何と!BA84便が急病人発生の為、ウィニペグにダイバート。
YWG着陸中に、友人にEFで後続便の空席を探して貰った所、Fの空席は一席のみ。
困った時のTwitterと思ったのですが、あいにくBAはDMを受け付けておらず。
British Airways (@British_Airways) | Twitter
ちなみに、カタール航空はDMでの相談も、OKでした。
そこで、エレミススパの件で相談した「YouFirst」に後続便の予約を依頼⇒快諾頂きました。
ロンドン到着時には、既にゲートは閉鎖。予定通りBA59便に振替して貰いました。
(2)CPT到着後、BA便に乗継出来ず、800円払って翌日に振替(※セゾン雨金はBAの手数料もOK)。
(3)保険が適用されると判明したので、空港内のレストランで昼食(2千円)。
また、ホテルは限度額を少し超えた2.1万円のHiltonへ。
夕食は、高級バーで8千円もするフルボトルのシャンパンを注文(笑)。
(4)翌日Uber(2千円)で空港へ。同じ便で最終目的地のポートエリザベスへ(※セゾン雨金だとタクシー代も出る)。
(5)別切りの航空券で、ヨハネス/ナイロビ/ドバイ/成田まで荷物をスルーで流した。
(6)ロスバケしてしまい、成田で寄託荷物紛失の書類作成。
(7)冬物を荷物の中に全て入れた為、ユニクロでダウンジャケットとパーカーを購入。
(8)翌々日にナイロビからの荷物を受取完了。
手続き方法
請求の内訳は、以下の通りでした。
●疾病 3千円
●宿泊代 2.1万円
●食事代 1.2万円(※昼食2k/夕食10K)
●洋服代 1.2万円
まず、アメックスの引受会社損保ジャパンに相談した所、乗継遅延及び荷物遅延が適用されるケースとの事。
但し、①遅延証明書(原本)②搭乗確認書類(eチケなど)③食事代や宿泊代の領収書(原本)などが必要との事でした。
また、当然の事ながら保険金請求書(計4枚)も書かなければならず、骨が折れました。
更に、BAから遅延証明書を入手するのに手間取り、計10数回メールのやり取りをしました(苦笑)。
但し、dカードGOLDやMUFGゴールドプレステージ には付帯しており、飲食費のみdカードを使用。
⇒既に請求済みのホテル代は重複請求のため不可。食事代のみという条件付。
なお、飲食費の名目でお酒を飲んでも問題なく、自分はシャンパン一本を飲み干してしまった。
為替レートの変動で千円損しましたが、ほぼ満額の4.6万円が振込されました。
●航空便遅延費用補償が自動付帯したクレカを二枚以上用意する。
●カバーする範囲が広いセゾンアメックスがあると有利。
●「遅延証明書」をヒースロー空港で貰うべきでした。
●CGK~ホテルのタクシー代の領収書を保管しておくべきだった。
●日本円で保険金請求しなかったため、千円損した。
各社の補償内容比較
簡単な一覧表を作って比較してみましたので、ご覧ください。
標準的な内容のアメックスゴールドですが、年会費かかりますが、特典やプロモも豊富です。
アメックスであれば、航空便遅延費用補償が自動付帯したSPGアメックスを含めて紹介可能ですので、気軽にお問い合わせください。
編集後記
自分は、「トラブル・ハプニング・アクシデント」こそが、海外旅行の醍醐味だと思っています。
よって、初めての経験で戸惑う事ばかりでしたが、得難い経験が出来て、BA様には感謝しています。
一方で、書類の取り寄せなど面倒臭い事が多く、途中諦めかけたのですが、審査は楽チンでした(笑)。
読者の皆様は、自慢話や毒舌トークよりも、『失敗談』を聞きたいようですので、ご期待に沿えるように頑張ります。